ママの遺したラヴソング

上映が25日までだったので、慌てて銀座シネスイッチに見に行った。映画の舞台はニューオリンズ。映画は2004年にアメリカで公開されているので、ハリケーンが来る前の長閑なニューオリンズを映した最後の作品かもしれない。

ある日、スカーレット・ヨハンソン演じる不良少女の元に、十数年来音信の途絶えていた母親が死んだという知らせが届く。母親の遺産として彼女に与えられた家に行くと、そこには母の友人だというアル中の元大学教授役のジョン・トラボルタと、作家志望の青年役のゲイブリエル・マックがいる。始めは反発し合う3人もやがて互いに心を開いていく。

スクリーンから漂う南部の匂い、ミシシッピ川を往来する観光船やコンテナ船、飲みすぎた地ビールのAbita Amber、粉砂糖まみれのドーナッツ、フレンチクォーターの活気。去年のちょうど今頃に行ってきたニューオリンズの思い出が蘇ってきて、興奮せずにはいられなかった*1

そしてスカーレット・ヨハンソンの美しさ!!トラヴォルタの愛嬌たっぷりの笑顔と歌声。ニューオリンズの風景。この3つで十分満足。評論家ではないので、細かいことには目をつむります。

オフィシャルサイトhttp://mamanolovesong.com/

天然コケッコー」の予告編を見ていたら、くるりの作った主題歌が流れていた。とてもいい。どう言ったらいいか分からないけれど。例えばセリーヌ・ディオンの"My heart will go on"は映画とがっぷり四つを組んでる感じがするが、くるりの作る映画の主題歌は映画に優しく寄り添う感じがする。

予告編はこちらhttp://www.walkerplus.com/movie/mwtv/mo5199_500.html

ちなみに「天然コケッコー」の音楽を担当しているのはレイハラカミさんという方なのだが、この方のお名前を聞くと、どうしても「霊腹噛み」と脳内変換が始まって、エイリアンを思い浮かべてしまうのでごめんなさい。