サウナニューグランド

出張で名古屋。あまりにも汗だくになってしまい、このまま新幹線に乗るのは申し訳ないのでサウナで汗を流すことに。ミッドランドスクエアを通り抜けると、サウナニューグランドのビルがある。非常に古びた感じである。階で男女が分かれており、男用を意味するところのダンディサウナは3階から5階であった。


平成の最先端を行くミッドランドスクエアと対峙するかのように、ダンディサウナは昭和の王道を行く。受付では、はっぴを着た愛想のよいおばさんが出迎えてくれた。私に与えられたロッカーは、受付から丸見えのGoodポジション。次の問題は風呂場である。シャワーがない。カランのみ。レディサウナも同じだろうか。今時のレディはこれで髪を洗えるのだろうか。大変心配である。続いてレストルーム。ずらずらと並んだイスに、サウナ着を着たおじいさんたちが気持ちよさそうに横たわる。畳の間では、別のおじいさんたちが囲碁に興じる。ゲームコーナーの麻雀で大騒ぎするおじいさん。


ぜひサウナニューグランドには、おしゃれなスパに変身することなど考えず、このまま昭和の雰囲気を残していってもらいたい。そして、おじいさんたちの憩いの場であり続けてほしい。笹島のうな善でひつまぶしを食べながらそう願った。