デトロイトメタルシティ

カフェめし

「なんかして遊ぼう」と、高校の同級生に誘われふらふらと渋谷へ。四捨五入して30歳の男子2人が「なんかして遊ぶ」などという小学生のような集まり方をしてよいのか疑問を感じつつ、お腹が空いたので昼食をとることに。「どこ行こうか?」と私が連れに尋ねると、「女性がたくさんいるとこ」という料理と全く関係無い答えが返ってきたので、餃子の王将に行くのを我慢してこじゃれたカフェに入って、カフェごはん、みたいな感じのワンプレートを食べた。食事を終えた頃、連れが「なんか映画が見たい」と言い出したので、デトロイトメタルシティを見ることに。

映画は、渋谷系おしゃれポップミュージシャンを目指して上京した松山ケンイチ演じるところの根岸君が、本人の夢とは裏腹に、悪魔系白塗りメークのデスメタルバンドのボーカル、ヨハネ・クラウザー2世としてブレイクしてしまうというような話。

松山ケンイチのはまりっぷりが素晴らしい。鉄拳を長髪にしたようなクラウザー姿がだんだん見慣れてくるから不思議だ。そしてデトロイトメタルシティの狂信的ファンを演じていた大倉孝二がよい。あまりにも真っ直ぐな信者っぷりがかなりの笑いを生んでいた。

週明け、ビルに入館するとき「入館証を見せてください」などと警備員に言われたら、クラウザー風に「キサマ、オレに命令するのか?」と返答してみよう。きっと怒られます。。。