4日目 グラーツへ
一体いつになったら書き終わるのですかこの卒業旅行記は。
2008/3/14 晴れのち雨
ウィーンから電車に乗ってグラーツへ。
豆知識。
途中のグログニッツからシュルツツーシュラークまでの区間は、センメリング鉄道と呼ばれ世界遺産に登録されている。これは150年ほど前にアルプスを電車で越えるために作られた鉄道だが、山にトンネル掘ったり、石積みの橋を作ったり、と当時としては大変な難工事であったらしい。そして現在でも使われている。よって世界遺産。
1時間ほど走ると車窓には雪景色が広がってきた。人影もまばらな車両の4人がけの席を占領し、大きな窓からアルプスの山肌や雪に覆われた町並を楽しんだ。
標高が下がるにつれ雪は少なくなり、グラーツではすっかりなくなっていた。さて、グラーツは街の中心部全体が世界遺産なんだそうでございまして、まずは上から眺めてみることに。
ブラティスラバと似ているが規模が違う。眼下に広がる赤い屋根にただただ見とれるばかりです。
その後、市内をぶらぶら。
左:山羊を散歩させるおじさん
右:しばし見とれてしまった何かの広告
お腹が空いたので、屋台でソーセージとパンをいただく。ドイツ名物だと思うけど食べたくなったのでカリーヴルストを注文。相変わらずうまい。私が食べていたら、隣で普通のソーセージを食べていたおばちゃんが、「あなたが食べてるの見てたら食べたくなってきちゃったわ」というようなことを言ったっぽいので*1、ダスシュメクトグート*2と、うろ覚えのドイツ語を呟いた。おばちゃんは早速注文したカリーヴルストを満足げな表情で食べていた。
その後ウィーンへ戻る。グラーツから乗った電車の中で卒業旅行中(22歳)の日本人男子と出会う。ヴェネチアからウィーンまで行く途中らしく、9時間の長旅で腰が痛そうだった。がんばれ、もうすぐだ。
ウィーン最後の夜は、ウィンナーシュニッツェル(カツレツ)とビールで締め、再びハヴェルカへ行ってビールを飲んでふらふらになりながら宿へ戻った。
明日はとうとうヘルシンキに向かいます。