山崎蒸留所見学

山崎蒸留所を見学してきました。ウイスキー好きだけでなく、これまでウイスキーに興味の無かった人にもおすすめできます。新しい発見があるかもしれません。

これは、蒸留が終わったばかりのウイスキー。この時点では無色透明。


ウイスキーは樽に入れて熟成される。この熟成の段階で色が着く。
貯蔵庫は特に温度管理がなされておらず、その年その年の気候によって熟成の度合いが変わる。もちろん樽の置かれた位置によっても。サントリーのブレンダーは、山崎12年ならば山崎12年として一定の味わいになるように、適切な樽を選びだして組み合わせる。あの複雑で調和のとれた味わいの秘密がここにある。

というようなことをガイドのおねえさんが説明してくれたのだが、彼女自身が本当にウイスキーが好きらしく、ウイスキーへの深い愛情が伝わってきた。「貯蔵庫にお布団敷いて寝てみたい」と言ったのには笑ってしまったが、感情をそのまま伝えているのが印象的だった。


整然と並べられた瓶。樽で熟成された時間の長さによって、色の濃さに差が出る。

一通り見学が終わると、お待ちかねの試飲コーナー。山崎12年と白州12年の飲み比べができる。マリメッコのエプロンを着た蒸留所のおねえさんが、山崎の名水で水割りを作ってくれる。この水はかつて千利休がお茶を立てたと言われる逸品。これは本当に美味しい。

2杯でだいぶ酔っ払ってしまったので、今回は山崎18年と25年のテイスティングはあきらめた。また行くからいいのです。