病院というところ

ダ・ヴィンチで「元気になる要素が見当たらない」と病院を評していたのは一青窈だったか(間違ってたらごめんなさい)。先日亡くなった祖父の病室もまさにそんな感じで、生きる希望なんて言葉からはほど遠く、もはや声も発せなく、食事も摂れなくなったお爺さん達がただずらずらとベッドで並べられているだけだった。もうどうしようもないんだから、こんなもんでいいでしょ、と言われているような、そんな感じの部屋。あの部屋を思い出すたびに、建築ってもっとやらなきゃいけないことがあるんじゃないのかという気がします。