ハーフマラソン挑戦者の悪い例

気がつくと、2週間後にハーフマラソン大会が迫っておりまして、いくら若さとエネルギーに満ち溢れたあたくしといたしましても、1度も練習せずに大会を迎えるっつーも、ねェ、ちょっとやっぱり不安でございましたものですから、ちょいと近所の砧公園のジョギングコースで走ってみようかしらん。そうしましょ。と、手にしたDraft Oneを冷蔵庫に戻し、早速ジャージへのお着替えタイム。真っ直ぐ走ろうとすると、右に曲がっていく素敵な仕様の自転車を10分ほどこげば、世田谷区民の憩いの場、砧公園に到着。


1周1667メートル。3周で5キロちょうど。まァ、とりあえずのところ5キロくらい走っときますかね。あたくしの10年前、思春期真っ盛りZARD大好きの頃の持ちタイムで行くと、1周7分ちょっと。ゆっくり走っても8分くらいかなぁ、とストップウォッチをスタートさせて走り始める。


走りでもなんでもそうですが、リズムが大事っていうのは原則ですから、イチ、ニ、イチ、ニと軽快に拍子を刻んで、んもうそりゃぁ、きもーちよく走っていたわけですよ。そしたら、後ろからタッタッタッタッタッと足音が聞えてきたと思ったら、ビューーンと隣を通り過ぎてタッタッタッタッタッと、50代と思しき男性が駆け抜けて行くのです。なんでってそんなぁスピード出すのよ、おっちゃん、ゆっくりいきましょや。ロハスロハスー。なんて、やってたら1周10分以上もかかってしまいました。てへっ。なんて照れてる場合ではなくて、ひょっとしてこのタイムは相当お恥ずかしィのでは、と思い2周目はペースアップ。8分55秒。ありゃ、7分台が見えてこない。3周目。気合を入れ直し、さらにペースアップ。ぜぇ、ぜぇ、と言いながら恐る恐るタイムを見れば、8分45秒。。。


そりゃあね。10年前より体重も10キロ近く重いし、運動もしてないし。いやでも、なかなかやるなぁ、10年前の私よ。でもアンタ、まだ酒の愉しみ知らんでしょう。がはは。と自棄酒。