サテライトオフィスwithエビちゃん

研究室が田舎の方へ移転してしまった関係で、週末の仕事場を変えることと相成った。やって来たのは、駅前のマクドナルド。2階の窓側の席では電源もあり、これはもう立派なサテライトオフィスである。


本日、私が座ったのはエビちゃんのポスターの正面である。前を向くと、エビちゃんと目が合ってドキドキしてしまうので、下を向く。そこにはノートPCがある。仕事が進む。エビちゃんよ。そんなに見つめないでおくれ。


私は何を言っているのだ。


そういうわけで、今日は午前・午後と2回に分けて5時間ほどマクドナルドで過ごしたのだが、色々な人々がやってきた。


一杯のコーヒーで2時間粘る私に対し、「ごゆっくりどうぞー」と声を掛けていく店員。こんなとき、1時間半前に空になったコーヒーカップをもう1度口に運んで残っているふりをしてしまうのは私だけか。


隣に座った親子連れ。子供は親が何かを食べ終わると、「これ、もう捨てていい?」と1個ずつ捨てに行く。「焦らせないで」という母親の言葉は完全に無視され、最後には「早よ、飲み干さんかい」と言わんばかりに、母親の飲みかけのジュースまで捨てようとする始末である。なんというせっかちさ。


2つ隣の若者。何かを必死に書いている。そして、店中に響くようなでかい咳を繰り返す。鼻をかむ。そんなに体調悪いんだったら家でやればいいのに。それでも彼は咳を繰り返す。書き物が終わったのか、書類を整えるため、テーブルにドン、ドン、と端まで響くような音を立てる。咳で迷惑をかけているのだから、もうちょっとおとなしくすりゃあいいのに。
遅刻したくせに不貞腐れる人がたまにいるが、自分が迷惑をかけたことを自覚しておきながら、反省の態度を示さないばかりか、周囲に対して怒っているような雰囲気を醸し出して、「はは。俺を責められるもんなら、責めてごらんよ。」みたいな態度を示すのはいかがなものか。


子供はしょうがないけれど、せめて大人はもう少し上品に振舞ってもらいたいなぁ。だって、ほら。エビちゃんも見てるし。