これおすすめします

最近特に良かったと思うものについて紹介させていただきます。


私は誰かにすすめられた本は、たいてい本屋で実際に目を通すか、少なくともAmazonのレビューくらいには目を通す。もちろん当たり外れはあるが、自分がおもしろそうだと思って手に取る本以外の、自分の目に留まることのない本に触れるいいチャンスだと思うわけです。


ああ、今日はいい感じで真面目なことを書いている気がする。よしよし。


語るに足る、ささやかな人生 ~アメリカの小さな町で

語るに足る、ささやかな人生 ~アメリカの小さな町で

「語るに足る、ささやかな人生」はJALの機内誌で紹介されていた本。アメリカのスモールタウンだけを回った紀行録。床屋を営むカウボーイ。作家志望の中学生。街中の人が毎日1度は通うレストランの主人。各地で出会ったこれらの人々の言葉は、太平洋を超えて私の心にずんずん響いてきた。
例えばそのレストランでは、コーヒーは50セント払えば何杯おかわりしてもよい。主人曰く、

コーヒーはお金を取るためのものではない。何を食べるにも、もしくは何か考え事をするために、それが必要だからあるんだ。家でも飲めるようなもので儲けてはいけないだろう。

決してスモールタウン最高と言っているわけではない。ただ、そこには小さな街における自分の役割を自覚し、誇りを持ってその仕事に勤しむ人々がいる。
一生通り過ぎることもないような街の話なのに、妙にリアル。地に足のついた人生とは何か、なんてことを考えさせてくれる素晴らしい本です。そして飾らない文章が渋すぎる。


エヴァーラスティング・ラヴ~ジェイミー・カラム完全版

エヴァーラスティング・ラヴ~ジェイミー・カラム完全版

このJamie Cullumのアルバムの18曲目に収録されているHigh and Dryのライブヴァージョンというのが格好良すぎるので是非聴いてもらいたいと思うのです。普通のヴァージョンを以下のページでフル試聴できます。こちらはちょっとピアノが抑え目で格好良さ2割引。
http://www.jamiecullum.com/jukebox/index.html
右側のPlaylistsからCoversを選んで、2曲目です。

元々この曲はRadioheadというイギリスのロックバンドの名曲なのですが、Jamie Cullumによってジャズ風にアレンジされております。間奏のピアノが圧巻なのです。