マックで俺も考えた

ゴールデンウィーク。せめて、せめて1日くらい、人間としては家で休みを過ごすべきではないか。という気がして、無理矢理家に居てみたのだが、やはり自然とサテライトオフィス(駅前マック)に足がのびてしまった。


さて。いつものようにエビちゃんの前に陣取り、私は作業を始めたのであるが、間もなく私の隣には小学校3年生と思しき女子2人組が座った。彼女らは、水筒持参という画期的手法で飲み物代を節約しており、なかなかに感心した。


ところが、この女子2人組、携帯を見ながら、何組の某と何組の某が付き合っているだの、ストリートファッションがいいだの、ちっとも私の知っている小学生ではないのである。そういう俗な話は、後5年くらいしたらすればいいのであって、小学生は小学生の頃にしか価値を見出すことのできないような、例えばりぼんの付録がどうだとか、においつきの消しゴムがどうだとか、そういう話で盛り上がってもらいたいのである。


ちなみに彼女らのKAT-TUNに関する議論には全くついていけなかったので割愛させていただく。


彼女らはあっという間にいなくなってしまい、その後私の隣には誰も座らなかった。たまには、素敵な女性が座らないかと期待しているのだが。


店員が、私の肩を叩く。「あちらのお客様からです」とエビフィレオを差し出す。カウンターテーブルの端、エビちゃん似の女性が私に微笑む。


素敵な女性がゴールデンウィーク真っ只中にマックに来るかどうかは大いに疑問だ。