気になる部分

翻訳家、岸本佐知子氏のエッセイ。
人それぞれ気になることは違うが、例えば岸本氏は「シュワルツェネッガー」をなぜ「シュワルツネッガー」と言ってしまうかが気になってしょうがないらしい。

以前、大学で翻訳論の授業を受けたときに岸本氏がゲスト講師としてやってきた。知的なメガネ美人という印象だったが、エッセイを読んでその印象は間違っていないことを確信した。人と違う視点で物事を語れる人は、それだけで知性に溢れていると思う。

私が気になるのは、電車で席に座っている人の股の角度が何度以上広がっていると不快に感じるかである。最近の研究では、足の長さ、腰掛け方の深さ、足の太さ等のパラメータも不快感に影響を与えることが確認されているが、残念ながら定式化には至っていない。何より見た目が一番重要だという説もあるが。

気になる部分

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