ねにもつタイプ

翻訳家、岸本佐知子の2作目のエッセイ集。前作*1より妄想がパワーアップしている。
なぜ放火魔の犯行の理由はいつも「むしゃくしゃして」なのか、コアラの鼻の材質は何なのか、なぜちょんまげのような変な髪形を皆が受け入れているのか、など相変わらずのキシモトワールドを展開させる。ただ、面白い、だけでは終わらない。笑いながら感心させられる。この批判精神というかひねくれ精神を少々見習いたい。少々。

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